リアル実録!? 発熱外来ってどんなところ??

さて、今日もすごく暑かったですね。

当院でも、発熱外来をぼつぼつやっております。→こちらのブログ

発熱外来のフル防護服での作業、
我々スタッフは外と通じるところでやっておりますので
サウナスーツを着込んでスポーツしたくらい汗をかきます。
こんな汗だくで
やせればいいのに、、、と思いますがそううまくも行きませんね。(笑)

 

 

さて今日は「発熱外来」ってどんなことをしているの?
実際に受診されたことない方は
ご不安に思うことも多いと思いますので
今日はリアルな当院での発熱外来のながれ(と当院の裏側!?事情)について
皆様にありのままお話してみたいと思います。

 

当院の発熱外来は
以前お伝えしたように、一般診察やワクチン外来と並行して
時間と、空間をわけて
感染予防に十分配慮して行っております。→こちら

一般の患者さん同士もなるべく待合室でたくさんの方が集中しないように工夫しております。皆様のご協力によって成り立ってますので本当に感謝申し上げます。→こちら

 

発熱外来ご予約は、かならず直接来院せずにお電話ください。

皆様が安心して、受診できるように
発熱外来は完全予約制となっております。

 

発熱だけでなく
咽頭痛、咳、鼻汁などの症状がある場合は
直接来院やネット予約ではなく、お電話をくださると助かります。

最近は、発熱外来希望の患者様が多いため
マンパワーの問題から
予約枠が埋まってしまった場合には、当日の受診をお断りさせていただくこともございます。

大阪府の「コロナ診療・検査指定医療機関」一覧もご参照ください。→こちら

診察予約システム

予約の患者さんは到着されましたら、入り口でお電話されるかインターフォンを鳴らしてくださいね。お迎えに伺います。

インターフォンを押すところ

 

到着されたら、インターフォンを押すか、当院までお電話ください。

問診票の記入

発熱外来の診察室(待機場所)はクリニックの横に専用の場所を設けております。
そちらで、問診票の記入をお願いいたします。

症状
発症日

新型コロナワクチンの摂取状況
重症化リスク

など、新型コロナウイルス検査が陽性だった場合の対応の仕方や、発生届に記載する内容などを記載していただきます。

問診票

待機場所を涼しく保つため
スポットクーラーを購入し稼働してます。
待機時間があるので、しんどい中で少しでも快適過ごせたらと思ってます。

音がうるさいかもですがごめんなさいね。

唾液/鼻腔咽頭拭い液 どちらか選択いただき採取

当院では、現在 「唾液」か「鼻腔咽頭拭い液」のどちらかで検査をしております。

●唾液の採取

「唾液を容器に入れてもらう」方法と
「舌の下に綿棒をある一定の時間置いておいてもらう」方法があります。

●鼻腔咽頭拭い液の採取

「綿棒で鼻の奥の液を拭う」

 

この中から、それぞれの希望をお聞きして選択していただいております。

抗原検査

保険証お預かり カルテ作成など事務受付業務

当院では、スタッフへの感染リスクをなるべく最小限にするために
また、事務スタッフが防護服の着脱により通常業務が滞るのを防ぐために
保険証や支払いのやり取りをなるべくシンプルにする取り組みを日々模索しております。

現在は検体を採取に伺った感染防御服を着込んだスタッフが
そのまま
待機場所で検体採取の後に
保険証預かりから会計など
すべてのやりとりをさせていただくようにしております。
ときには、診察より前に会計になりますがご了承ください。

患者さんや、スタッフの意見を聞きながら
この取り回しについては今後も模索してまいります。

 

検査結果が出るまで 待機(20分程度)
もしくは自宅がお近くの場合、一度お帰りいただくことも選択できます。

結果は20分ほど出るまでにかかります。

また検査結果が出てからも
医師が院内の予約の患者さんの合間に
タイミングを見計らっての診察になりますし
また、防護服に着替えて診察になるので、お待ちいただく時間があります。

当クリニックの発熱外来待機場所は1室しかないために
お一人待機室に入っておられるときは
他の方は入れません。

お一人づつしかご案内できないので
ずべての方にお待ちいただくのではなく
検体採取後、一度お帰りいただくことも可能です。

もしくは、ご本人が倦怠感が強く待ち時間など待機が難しい場合は、
どなたか別の方が、問診票や検体容器を自宅に持ち帰り、採取後に
また持ってきていただき、提出後結果がでるまでご自宅でお待ちになることもできます。

 

予約のお電話を頂いた時に
その日の混み具合
その方の症状、自宅の遠さなどを加味して
相談させていただきますね。

 

診察と処方 陽性の場合は発生届の提出

結果が出たあとで医師の診察になります。
血中酸素の濃度を見る器械の装着や呼吸音などから重症度を見積もって参ります。

その後、症状に合わせてお薬を処方いたします。

検査で陽性の場合には、当院で発生届を提出します。
患者様は、そのまま隔離に入りますので速やかにご自宅へ帰宅していただき
お薬はあとから、薬局さんより自宅まで配達していただくことになります。
隔離の期間や自宅での注意点などをご説明します。
(ここからの医療は公費負担となります。)

検査陰性の場合も検査は100%の結果ではないので、その方々に合わせて、今後どのようにしていけばよいのかお伝えします。余病を探っていくことも必要になります。

 

おわりに

以上が発熱外来のおおまかな流れです。

発熱外来にお越しの方も、定期の診察やワクチン接種に来られた方も
安心して、なるべく快適に過ごせるようにこれからも流れを模索してまいります。

完全防護服での対応となり
圧迫感を与えてしまって
大変恐縮です。

ご不便をおかけしますが
スタッフも汗だくになりながら
皆様が安心されて、一刻も元気になられて早く日常生活に戻れるように
最善を尽くさせていただきます。

ぜひ、お大事になさってくださいね。

 

フルPPE

 

さて、発熱外来をやっていると
本当に第7波の猛威を感じます。
検査では連日陽性者が多発しております。

手洗い、うがいを引き続き頑張っていきましょう。
いつかマスク無しで皆さんと笑えあえる日を夢みて。

 

あん奈