発熱外来にまつわるQアンドA よくあるお問い合わせについて、こちらでもお答えしておきますね。

こんにちは。
連日発熱外来のお問い合わせが多くなっております。
皆様、コロナウイルス感染症が流行しており色々とご不安だと思います。

電話でのお問い合わせが殺到しておりますので、当院もひっきりなしに電話が鳴っております。
何度もおかけいただいたり、お待たせしてしまう方も多いことが心苦しく
先日より、自動電話音声の対応を導入させていただきました。
是非音声ガイドに沿って、ボタンを選択していただき、お聞きになりたい内容を選択いただけたらと思います。

こちらでもよくあるご質問で、前回の発熱外来のブログでお伝えしきれなかったことを記載しておきますね。

前回の発熱外来の実際もご参照ください。
発熱外来ブログ「リアル実録!? 発熱外来ってどんなところ??」→こちら

 

 

当院は抗原検査です。PCR検査は施行しておりません。

 

抗原検査

お問い合わせで一番多いのが検査の種類です。
当院では、現在のところ、抗原検査を使用しております。
PCR検査ではございませんのでご注意ください。

残念ながら抗原検査は
PCRと比較すると、検査の精度は落ちてしまいます。

また、発症すぐに検査すると
ウイルス量がピークに達しておらず、キットに引っかかる量のウイルス量に達していなければ
本当は、コロナウイルス感染症に罹患しているのに「陰性」と間違われてしまうことがあります。
(偽陰性)

そのため、
「検査陽性」なら「コロナにかかっている」と言えても
「検査陰性」でも「コロナにかかっていないとは言えない」というあいまいな判断になります。

そのことをご了承いただいた上で抗原検査を希望される場合は、
当院での発熱外来のご予約をお取りください。

発生届は、発症日を0日にして提出できますので、症状が軽く、当日が埋まっている場合は、翌日のご予約もご検討ください。その場合市販の感冒薬など使用して頂いても構いません。

●PCRの検査を希望される方は・・・

PCRの検査ご希望の方は、是非 こちらのサイトから

近隣のPCR検査できる医療機関をお探しくださいませ。

自宅の検査キットで陽性になった/無料検査場でPCR陽性となったのですが、、、、

コロナ感染症かどうかの臨床診断は、総合的に行います。
もし、自宅でのキット陽性、無料検査場のPCR陽性の結果の写真などありましたら是非こちらも参考にいたしますので写真などお持ちください。

ご自宅の検査のキットが、「研究用キット」である場合など再度こちらでも抗原検査をさせていただくこともございます。
その際に自宅や、無料検査場PCRで陽性となったのに
当院で行った抗原検査キットは陰性となってしまうことがあります。
抗原検査の精度の問題も影響しております。
その場合も、一例一例状況に応じて判断させていただきますのでご了承くださいね。

 

また、大阪府では
若年で軽症の、重症化リスクの少ない方を対象に
自宅の検査キットで陽性/無料検査場でPCR陽性だった方が
自宅療養支援サイトからオンライン診療や診断確定も受けられます。

こちらも、ご参照くださりご活用ください。→こちら

 

当院の会計について。
預り金という形で対応させていただいております。

コロナの確定診断がつくまでの医療は保険診療になり費用が発生します。(3000円前後)

非常に恐縮ですが、当院では感染の機会をなるべく減らす目的で
やりとりをシンプルにすべく
先に、防護服を着用したスタッフが、先に預り金一律3000円 を頂いております。

★何らかの公費をご利用の方はその額(例えば、乳児医療の場合500円)を頂いております。

 

コロナ抗原検査陽性の場合申し訳ありませんが、隔離期間を終えてからの返金対応とさせていただいておりますのでご了承くださいませ。(預り証を後日ご持参ください。)

 

 

職場や学校に提出したいので何か証明になるものがほしい。

お時間は3週間ほどかかりますが、大阪府に申請すればより安価に療養証明書の発行ができるようです。くわしくは大阪府Hpをご参照ください。→こちら

お急ぎの方は、My HER-SYS(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理システム)において、療養証明書を発行(表示)できるようになりました。発行(表示)に申請は不要です。→くわしくはこちら

また、検査後の抗原検査キット現物をご希望があれば当日ならお薬と一緒にお渡しをすることができます。(当日中にすべて廃棄しますので当日に希望された方のみ。)
職場や学校によっては、その写真で代用できることもあると思いますので、一度提出先にご確認ください。

当院で診断書を作成すると別途 普通診断書料として2000円頂いております。
作成は、当日の診療状況にもよりますが当日〜数日で可能です。
ただ、本人は陽性者で、ご家族も濃厚接触者になりますので
お渡しは、現実的には隔離解除後になります。

ご都合のいい方法を選択されてくださいね。

 

抗原検査キット陽性

検査陰性なら陰性証明もらえますか?

「コロナにかかっていない」という証明はなかなか難しいものがあります。

なぜなら、検査は100%のものはありえません。

そのため、繰り返しになりますが
「検査陽性」なら「コロナにかかっている」とわかっても
「検査陰性」でも「コロナにかかっていないとは言えない」というあいまいな判断になります。

なので診断書をお出しするとしても
「◯月◯日 受診 抗原検査は陰性」という書き方になってしまいます。
その書き方で構わなければ、診断書を発行することは可能です。

その場合も普通診断書料、別途2000円をいただくことになります。
陰性の検査キットを当日ならお渡しすることができますので、(当日中に廃棄します。)提出先にその写真などで代用可能かどうかご確認されることをオススメします。

 

保険会社に提出する書類は何が必要でしょうか?

My HER-SYS(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理システム)において、療養証明書を発行(表示)できるようになりました。発行(表示)に申請は不要です。→くわしくはこちら

このHp画面によると、電子版の療養証明書でも、生命保険等へ請求する際の証明書としてご使用いただけます。となっておりますので大丈夫と思いますが申し訳ありませんが、保険会社様に一度ご確認ください。
各社対応が異なることがあります。

臨床的には、ご家族がコロナ陽性であり、ご本人も発熱などの症状がある場合には「みなし陽性」として対症療法を行い、発生届を提出し、自宅隔離いただくことは理にかなっておりますが、保険会社の立場からはみなし陽性は、給付の対象と認めない会社もあるようです。

より精度を求める場合には、PCRのできる医療機関での検査をご検討ください。

 

おわりに

皆様、本当にコロナ関連のニュースは目まぐるしく更新されます。
当院の情報も古いものになってましたら大変恐縮です。
どんどん、制度も整ってくると思われますので是非大阪府などのホームページなどもご利用くださいね。

 

また医学的な側面での正しさと、社会的な側面での対応(証明書など)を求められているものと
どうしても、コロナウイルス感染症のような、我々人類が初めて遭遇するような感染症は
ズレが生じてしまうと思います。

白黒つけれないことも多く、皆様ももやもやすることがあるとは思いますが
いろいろ折り合いをつけながら乗り切って参りましょう。

 

また新しい情報などありましたら更新して参る予定です。

それでは、是非ご自愛くださいませ。